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今日、ツィッターを見ていたら、北川景子さんのことが写真と共に出ていた。そして、意外なことを知った。彼女は三浦綾子の『塩苅峠』などを繰り返し読んだ、というのである。また、戸棚に聖書とドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が並んでいるという。
北川景子さんと話す機会などないであろうが、話せば、話す話題はあると思った。 実は、彼女がテレビに登場したころは、「最近は、こういう人を美人とみなしているんだな。しかし、わたしにはもう一つ魅力がわからない」と思っていた。 しかし、ひとの見かけとは、本当にあてにならない。そのことはある程度わかっていると思うのに、この年になっても、見かけで判断しているところがあるのである。 一度、彼女が、対談でか何かで話すのを聞いたことがある。そして、聞いていて、彼女は案外堅実な生活をしているのだな、と好感と親しみをもったことがある。 彼女が、大阪女学院を出ていたのは知っていた。この学校はキリスト教主義である。昔からあって、戦争中は、戦争協力のため、戦闘機献納のために、献金をしたことがあることも聞いた。しかし、戦後は、平和的な働きをしていることは、大阪のカトリックの学校で働いている教師から聞いたことがある。大阪女学院は姿勢がはっきりしているというのである。この大阪女学院の大きな講堂、チャペルを借りて、毎年、日本基督教団大阪教区の総会が開かれる。わたしも、それに出ている。 そういうわけで、今日見たツィッターで、北川景子さんのことを以前に増して知るようになり、俄然、彼女に親しみを覚えるようになった。それと共に、未だに見かけで判断している自分に気づかされた。もう一度書いておくが、わたしは最初、彼女に好感を持ってなかったのである。それが、だんだん、わたしの思っていたような人ではないことがわかってきた。ただのお嬢さんではないことがよくわかってきた。 しかしまた、人間は、見かけで判断することがほとんどなのだから、多少、身なりなどには気を使った方がよいということは、今のわたしは思うようになっている。前は、およそ、身なりなどにはかまわなかった。 見かけがいかに絶大な影響、空しい影響を与えるか、パスカルは、あの「クレオパトラの鼻」についての短文で、見事に描いた。 にほんブログ村 人気ブログランキング
by kokakusouhachi
| 2019-08-22 16:05
| 随筆
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