最新の記事
以前の記事
カテゴリ
記事ランキング
ブログジャンル
最新のコメント
フォロー中のブログ
風のたよりー佐藤かずよし 日本がアブナイ! 広島瀬戸内新聞ニュース(... そうはちのコラム そうはちのコラム2 御言葉をください 命最優先 大山弘一のブログ 放射能に向き合う日々 世に倦む日日 社会の動向・住まいの設計 最新のトラックバック
検索
タグ
ブログパーツ
外部リンク
ファン
メモ帳
ライフログ
その他のジャンル
画像一覧
|
安倍晋三首相は、「憲法の常道」に背いている。「憲法の常道」と言えば尾崎行雄を思い出すのであるが、そういう時代めいた言い方をついしてみたくなる、そういう時代錯誤的なことが目の前に起こっている。「憲政の常道をおかす大悪党」と安倍晋三首相のことを言いたくなる。
憲法は、もともと国民のものである。国民主権とはそのことである。近代憲法の精神は、権力の横暴を憲法によって抑えるというところにある。だから、近代憲法の成立の前には、アメリカでもフランスでも民衆の蜂起というものがあった。国民主権(人民主権)が、近代憲法成立の根本にある。ところが、日本では、そういう国民主権(人民主権)の意識が生まれる以前に、近代憲法の体裁をとった明治憲法が上から与えられてしまった。 戦後70年たって、日本国民には、主権者意識が十分育っていない。だからこそ、首相が陣頭指揮をとって、改憲案を作成しろということが起きる。こんな独裁者をゆるさないためにこそ、近代憲法は存在しているのである。 憲法をかえるのは、下から湧き上がってこそ、意味があるのである。それが、自民党の中でまとまっていないのに、無理やり、総理大臣が変えさせよういうのであるから、完全に逆転している。憲法は最高法規だが、それは権力の暴走を制するという意味で、最高法規なのである。それを、安倍晋三氏は全く理解していない。それで彼は、憲法の破壊者として働いている。おそらく、彼には、立憲主義のなんたるかは全く理解できないのだろう。いつも、権力の中枢にいたのである。立憲主義がわかるはずもないと言おうか。わかったら、自己否定になるのでわかりたくない、といおうか。 安倍晋三氏がやってきたことは、いわば「近代の否定」「人民主権の否定」であり、明治時代の「有司専制」への逆戻りである。彼の祖先が長州藩であることも、このことと無関係ではあるまい。 船田元氏が、昨夜の報道ステーションに出て勇気ある発言をしていた。安倍一強で、自民党内には「もの言えない空気」がある、という。しかし、船田氏は、身の危険をおかしても、テレビに出た。私には彼の気持ちがわかる気がする。彼は、憲法審査会で、参考人に呼んだ憲法学者が「安保法制は憲法違反」と発言したために、「なんでこんな人を選んだか」と安倍総理の激怒を買って、冷や飯を食らわされた人である。私は彼に同情していた。 報道ステーションは、そのことを承知していたのであろう。普通なら、報道ステーションの取材に応じないだろうに、応じたのである。それなりに覚悟を必要としたことだったと思う。彼の怒りは大きかったのだと思う。 だぶん、このような怒りを感じさせられている人たちが、自民党内にも伏在しているのではなかろうか。やがて、それが安倍内閣の転覆につながっていくと思われる。 安倍晋三氏は、自分に残された時間は少なくなっている、自民党総裁3選は次第に難しくなっているので、今の時期に、憲法改正をやってのけたい、と思って、最後の強硬策に出ているように見える。共謀法案を成立させ、市民運動を萎縮させ、そういう中で、一気に、憲法9条に手を付け、緊急事態条項を付け加えて、明治憲法時代の日本の栄光を取り戻そうというのである。なんという時代錯誤の妄想にとらわれているのか、この人は。 しかし、こんな「愚かで」「傲慢で」「独裁的」な首相をよくぞ、多くの国民は支持しているものである。すっかり、日本国民は安倍晋三氏になめられている。馬鹿にされている。馬鹿にされていて、喜んでいるようではどうしようもない。 ![]() 人気ブログランキング ![]() にほんブログ村 ■
[PR]
by kokakusouhachi
| 2017-05-19 09:50
| 随筆
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||