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ブルトマンやティリッヒやキルケゴールやマルクスなどについて、読み直しつつあったが、さらに読み直し始めたのが、以下のようなものである。
世界古典文学全集の1巻の、古代オリエント文学のところ。これは、シュメールなどの楔形文字で粘土板に書かれていたものの翻訳である。どうやら、ヘブライ人たちの前、まだ古代ギリシャ人たちの前に、シュメールというものがあり、このシュメールのウル、創世記では「カルデアのウル」と書かれているが、厳密には「シュメールのウル」と言うべきであって、もっとも古い文明の発祥地として、古代オリエントがあるというのである。森有正は、アブラハムの出発したウルにどうしても行きたくて、実際に行っているが、彼は、古代ギリシャの遺跡に行った後、今度はアブラハムの出発したところに目を向け始めたのだった。わたしにとっても、古代オリエント文明が関心の対象になり始めた。 それから、ヘシオドスの『神統記』。 第二バチカン公会議の指導的神学者カール・ラーナーの Grundkurus des Glaubens、邦訳『キリスト教とは何か 現代カトリック神学基礎理論』(エンデルレ書店)を一部再読。やはりアリストテレスだと思った。そして、アリストテレスの『形而上学』の「不動者なる神」について論じているところを読み直し、今度はかなり明瞭に理解することができた。アリストテレスとの初めての出会いと言えよう。アリストテレスのものがわかるようになったと思った。そして、ハイデガーのことを木田元氏がアリストテレス学者であるとどこかで書いていたと思うが、それが少しわかる気がした。ハイデガーは、もともとカトリックの家から出ている。 後、以前から不可解であったものを手に取り、かなり多くのものが理解できるようになっていることを感じた。シェイクスピアの『ヘンリー4世』も中途半端になっていると思って、ひっかかっていて、手に取ってみたが、今は読む気になれなかった。わたしが関心を持つようになっていたののはヘンリー8世で、ヘンリー4世とは違った。 他に源信の『往生要集』がある。これは、日本語の仏典で、わたしの日本人としての感性には、ビンビン響いてくるので驚いている。仏教が、日本語に与えた影響の強さを思う。 あと、新プラトにズムが、アウグウスティヌスやルター、カルヴァンに影響を与えていると聞いていたので、世界の名著の一冊に、新プラトン主義の哲学者たちの著作が入っていたのを少しだけ読んでいたので、今回、少し手に取ってみた。そして、少なくともルターとカルヴァンには影響を与えてはいないと思った。それで、新プラトニズムには、深入りすまいと思った。 やはり、プラトンとアリストテレスだろうが、ギリシャ哲学は、やはり哲学としての枠を持っていると思わされる。 そうして、カール・バルトが『知解を求める信仰』を書いたことの意味の重大さを思わされている。この著作はバルトに、自由主義神学だけでなく、カトリック神学に対しても、はっきりと距離を取るようにさせたものである。自由主義神学に対する「否!」だけでなく、香取リック神学に対しても「否!」という立場をはっきり取らせるようになったのは、バルトのアンセルムス研究が決定的だったのである。この著作によって、バルトはカントに対しても「否!」と言ったのである。カトリックと新プロテスタンティズムに対して、バルトは、アンセルムスの「それ以上偉大なものが考えられ得ないもの」をもって、対したのである。そして、それとキリスト論合体させることにより、あの『教会教義学』という大著を書く出発点を得たのである。 あらゆるものの始めに、そして、その始めを無限に質的に超えて「活ける神」がおらけるのである。 初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。(ヨハネによる福音書1章1~5節) あと、ドストエフスキーの短編小説『おかしな男の夢』を読み直したい。最近、それが『作家の日記』にあるらしいことを知った。前から読み直したかったのである。たぶん、この小説を読んだのが、私に、創世記第3章に関心を向けさせたものだからである。 にほんブログ村 人気ブログランキング
by kokakusouhachi
| 2017-04-25 15:08
| 随筆
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