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篠田英雄訳、岩波文庫の「訳者後記」を丁寧に読み、カントは「自由意志論」者なのだと思う。これは、ヘーゲルもそうだろう。
自由主義神学の祖は、シュライエルマッハーだということになっているものの、カントの、こうした自由意志論の影響は、かなり決定的なのではないか、と思われる。カントの敷いた道を、多くの神学者たちが歩んだように思われる。 カール・バルトは、自然神学の祖をルネ・デカルトに求めているが、たどりにたどれば、近代の思想家の中でデカルトが始めたことが、決定的であるということは、今でも言えることだろう。 人気ブログランキング にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2017-04-02 16:35
| 随筆
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