佐藤優氏の理想的な日本国家像は明治維新から2.26事件までの日本

これは、安倍晋三氏の理想的な日本国家像とかなり重なり合うところが大きいだろう。しかし、佐藤優氏は、アメリカに媚びへつらっているように見える安倍晋三氏には批判的ではなかろうか。また、現在の天皇にたぶん、崇拝の思いを佐藤優氏は持っているだろうが、現在の天皇より憲法改正をしようとしている安倍晋三氏に共感しているところもあろう。

佐藤優氏は、親米保守ではなく、親日保守とでも言おうか。とにかく国体第一の人で、キリスト者ならばキリスト第一でなければおかしいのであるが、そのところでは矛盾・分裂しているのではないか。もし、これが矛盾・分裂でないと佐藤優氏が見なしているなら、結局、国体の中にキリストも取り込まれていることになろう。そして、突き詰めれば、佐藤優氏は国体第一だと私には思われるのである。


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