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他にもFacebookがあり、Twitterというものもあるのだが、私は「ブログ」に力を入れている。どうやら、この表現形式が私に一番あっているようなのである。私は、もともと18歳から日記を書いている人間である。もう50年前のことである。通算63冊になっている。それとこのブログは関係している。ブログはいわば「公開日記」だからである。
しかし、わたしが最初に立ち上げた「そうはちのコラム」というものは、小泉政権時代に自民党が発表した「自由民主党新憲法草案」について、逐条的に検討することが目的だった。自由民主党の新憲法草案を公開の場で検討してみたかったのである。だから、私の最初のブログは、全く日記形式ではなかった。「そうはちのコラム」とその後に立ち上げた「そうはちのコラム2」は、新憲法草案の最初の方を検討するだけで終わってしまった。それは、自民党が下野したからである。わたしはほっと一息ついた。 その後、わたしは「御言葉をください」というブログを立ち上げた。今度は、自民党の改憲案をテーマにしないで、日記に近いものにした。その場合、ブログを「宣教(伝道)」の場にしたいということもあった。これは「日記」ではできないことである。そして、この「御言葉をください」は東日本大震災に遭遇して、頓挫した。北村慈郎先生のことについて、キリスト新聞に意見広告を出すということでひどく気力・体力を使ってしまい、かなりまいってしまったこともあって、ブログはほとんど更新できなくなり、更新しようとして、パスワードなど忘れてしまっていて、そのまま継続することができなくて、「御言葉をください2」を立ち上げたのである。 そして、現在まで私は、「御言葉をください2」を続けてきた。たぶん、この形のまま、前進することになるだろう。 わたしの基本的な働きの場は、教会の礼拝での説教と牧会である。バルトの『教会教義学』を読むのは、「説教」の準備の一つである。もちろん、原文を読んだり、註解書を読んだりするという別の準備もある。そして、準備でいちばん大事なのは祈りであろう。 実は、そこから派生してくることとして、この「ブログ」を書くことがあるのである。このブログは、わたし自身の反省・思考の場であり、宣教の場であり、社会的な働きかけの場である。 同時代を生きている人たちに、何事かを語りたいということもある。わたしは、教会という場で生きているだけでなく、日本社会に生きており、キリストを信じている人ともそうでない人とも同じ時代を生きている。 わたしが、このような形で書き続けているのは、20歳の時から社会的なことに目覚めたせいが大きいだろう。 どういうわけか、わたしがこの50年近く歩んできた道のことを振り返り、今、こうしてこのブログを書いていることが、ある種の「必然」によるものだと感じているせいで、この文章を書く気になった。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2016-08-31 10:40
| 随筆
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