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わたしは、主人公の古里安志と自分が本質的に共通する人間だと感じた。
そして、それは、作者の椎名麟三と共通する人間だと感じた、ということである。 一度目は、よくわからなかったが、二度目は、基本的な輪郭線が見えだしたと言おうか。 驚いたことは、ここには、今、日本人の心に起きているほとんどすべてのことが書かれていると感じたことである。この1952年に出された著作にである。私は、その頃4歳だったはずである。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2016-06-27 17:21
| 随筆
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