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このところ忙しくて疲れ切っていた。風邪もひいて治らずにきたが、ようやく前に進め始めている。心身ともに疲れていた。しかも、どのように進むか、そのことに少しばかり迷っていた。
大阪のことについては、教育基本条例の問題が、奥野泰孝さんたちの裁判に関わっているものにとっては一番、心にかかっている。まず、確信をもって言えるのは、「大阪維新の会」のせいで、いや橋下徹氏の政治のおかげで、大阪の人権状況は以前と比べものにならないぐらい悪くなった。そこで、大阪維新の会には、一日も早く退場してもらいたい。とは言っても、今は一番「大阪維新の会」は勢いづいているであろう。当分は仕方がないと思っている。育鵬社の教科書の採択が増えたのは大阪だけであると聞いてもいる。 結局、「人権」というものを大事にするという感覚が、橋下氏にも安倍氏にもない。そういう人たちが政治を引っ張っていているのである。 ところで、この「人権」の思想というものは、まだまだ日本人には定着していないのだと思う。わたし自身にしても、30代になってから、次第に「人権」の問題に取り組むようになったということもある。日本の教会にしても、多くの教会では人権の問題には疎いところがある。そして、沖縄の問題。わたしも長い間、無関心だった。沖縄に目が向いたのは、30代、40代であり、いまだに初歩段階だと思われる。「人権」は、日本で生まれた概念ではない。明治の自由民権運動で、やっと日本人にも血肉化する端緒が与えられたが、長い戦争の時代に大きく後退したと思われる。 わたし自身でも、「人権」「沖縄」そして、先の日本の大戦における責任の問題に気づいたのは、30才代であったのだから、しかも、教会に属するようになってから、過去の日本の歴史を学ぶことによって、そのことを進められるようになったのであるから、日本人の多くが「人権問題」を自分の問題としてとらえるようになるのには、まだまだ時間がかかるのだろう。大阪でおきていることは、そういう意味では、特別なことではないのだろう。 しかし、もう一つ大きな問題がある。それは「お金」のことである。結局、聖書で言われるマンモン崇拝の問題があるのである。この問題は、さらに深刻化するおそれがある。 そして、病気、老化、死というものが、日本社会全体を以前より、ゆとりのないものにしつつある、ように思われる。こういう時代が危ないのである。威勢の良いことを言う人について行こうということになりがちだからである。 しかし、わたしの場合、30代になってから、「人権」に目を向け始めたからといって、若い人たちが、30代になってから問題に気づき始めると決まったわけではない。ひょっとしたら、若い人たちは、わたしたち今60代になっている者たちより、早く「人権感覚」を身に着けているかもしれないのである。 なるほど「人権」概念というものは、もともと日本から出て来たものではないかもしれないが、日本だけでなく、世界の将来も考えたら、人権を大事にするという仕方で、わたしたちは社会を構成するしかないだろう。そうしなければ、社会は容易に全体主義化し、個人を全体のために犠牲にするという方向に向かう。そして、今回のフランスでの同時多発テロによって、フランスに緊急事態宣言、昔の言い方でするならば「戒厳令」が出されて、人権制限を行っていることを見てみれば、世界の将来は、かなり暗いと言わざるをえない。しかし、諦めることはゆるされてはいない。 子どもたちの将来のこともあるのである。 国家による暴力であれ、テロによる暴力であれ、「恐怖支配」をわたしたちはゆるすわけにはいかない。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2015-11-24 10:15
| 随筆
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