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ますます大きくなる憂いがある。
森有正は、ある時、あの敗戦の時、「神風が吹いてほしい」と言っていて、結局、神風が吹いてしまったけれど、三度目はない、とどこかで書いていたが、そのことを思い出している。森有正が言おうとしたことは、第二次世界大戦の終わりに、神風が吹いて、日本は敗戦せずにすむということを願ったけれど、敗戦した。それにもかかわらず、経済的な復興を果たした。ある意味で神風が吹いたと言えるかもしれない、と森有正は皮肉をこめて「神風が吹いた」と言ったのである。しかし、強調点は、「三度目はない」というところにあった。日本は悲惨な没落をするという意味だろう。 安倍晋三政権が、危ないと思われるところを何度も切り抜けているのを見て、わたしはかえって憂慮を深めている。大きな没落が待っているのではないか、と思えて仕方がないのである。 日本は、少なく見積もっても1000万人単位の中国などアジア諸国の人を戦争で殺した。日本人は320万人という数字があげられている。その上、中国の周恩来氏の意向により、日本は中国に全く賠償金を払わずにすむことになったのだという。それは、かつてドイツが第一次世界大戦の敗戦により、多額の賠償金を払わなければならなかったのが、ドイツ人の不満をもたらし、第2次世界大戦をひきおこす原因の一つとなったという認識が中国首脳部にあって、あえて日本に中国は賠償金を要求しなかったのだ、ということである。確か、その文章で森有正は、せめていくらかでも払うという姿勢を示すべきだった、という内容のことを書いていたと思う。(その文章を探してみよう。そして、間違っていたら訂正することにしたい。) わたしがここで書きたいことは、こんなに日本人が先の戦争における無責任を決め込むのなら、近隣諸国の人々の生命、財産を奪ったことを反省もなく、忘れてしまうなら、日本は手痛いしっぺ返しを受けるのではないか、と思われるのである。本当に1000万単位の人が死ぬ、もちろん日本人のことであるが、死ぬということはあり得ないことではない、と思う。そういうぎりぎりのところに日本は来ていると思う。 しかし、その時、弱い立場の人たちが最初に犠牲者になるのではないかと懸念するのである。ずるい人たち、国外に脱出できる金持ちたちが生き延びるということが案外ありうると思っている。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2015-02-19 17:39
| 随筆
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