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時代の状況により、立場を鮮明にすることを求められていると感じているので、わたし(たち)の立場を明らかにしておこう。本当は「わたしたち」と複数で書きたいのだが、これはまだ日本語ではなじまない表現なので、とりあえず、「わたし」と単数で書いておく。しかし、ここにわたしが書くことに同意してくれるキリスト者たちは、案外いらっしゃるのではないか。
わたしは、宗教改革者たちの信仰を受け継いでいる。ルターやカルヴァンに今でも学んでいる。それは「信仰と行いによって義とされるのではなく、ただ信仰によってのみ、キリストによってのみ、神の恵みによってのみ、義とされる」という信仰であある。 ただ、カルヴァンの二重予定説には、疑いを懐いている。これは、福音的ではないのでは、という疑いを強く持っている。最初、カルヴァンの『キリスト教綱要』を読んだとき、二重予定説のところに来たとき、かなり強い違和感を感じた。その後、ドルト信条を読むところまで行った。 しかし、新教新書『イスカリオテのユダ』を読んでいて、カール・バルトのキリスト論的予定論に出会い、この方が本当ではなかろうか、と思った。しかし、このカルヴァンの予定説をとるかバルトの予定説をとるかは、その当時のわたしの力では判断がつきかねたし、それ相当の勉強の必要を感じたし、まだバルトの『教会教義学』の予定論の部分は翻訳されていなかったので、ドイツ語原文を取り寄せまでしたが、わたしの語学力では、1頁読むぐらいで挫折してしまったのである。翻訳が出たので、それを読んだが、内容を咀嚼するのは大変だった。かなりの年月を要した。そして、わたしはほぼバルトの予定論を取り、カルヴァンの二重予定説は、「神の絶対意志」を、「福音」以上にしている、あるいは、カルヴァンは、神の御心と福音をキリストにあって一つであるとすることに失敗しているのではないか、という疑念を懐き続けている。しかし、バルトの予定論でも、なにかしら疑念が残ってはいる。これは、バルト自身にもあったのではなかろうか。しかし、わたしはバルトを十分理解しているか、そんなに自信があるわけではない。 宗教改革者たちについては、終末論、キリストの再臨についての言及が弱いということは、前から感じていたが、バルトもそのことを言っている。この点では、バルトはブルームハルト父子から学ぶところが多かったろう。わたしは、この点ではブルームハルト父子、バルトの弟子である。 宗教改革者の流れをくんでいるものとしては、メソディスト教会があり、その祖であるウェスレーのものもある程度は読んだ。「ウェスレー著作集」という翻訳は持っていて、主要著作は読んでいる。たまに読むこともある。これは、わたしが最初赴任した、日本基督教団長崎飽之浦教会が、メソディストの流れを汲んだ教会であったせいもある。このメソディストの系統の大学や学校は日本にはそれなりの数ある。 わたしはルターやカルヴァンから学んできたが、つまり宗教改革者たちの線に立っているが、宗教改革者たちから学べないのは、「戦争」のことである。宗教改革者たちは、まだアウグウスティヌスの「正義の戦争」を検討せずに受け入れたままであったように思われる。これが、今日、世界の大きな課題である、と思っている。つまり「平和をつくりだす」ことなのである。この問題については稿をあらためて書くことにしよう。ただ、一つ書いておくと、ボンへッファーは、この問題にもっとも深刻な取り組みをした人で、わたしは、彼に教えられ続けてきた。 最後に言えば、わたしは昔から教会で言ってきた「三位一体なる神」を信じている。 基本的には、宗教改革者の線に立っているプロテスタント、福音主義である。 そして、現代的には、バルト・ボンへッファーの線に立っている。ブルームハルトにも。 日本人では、鈴木正久、井上良雄、森岡巌、森野善右衛門といった人たちに近い。 内村鑑三、森有正にも近い。渡辺信夫にも近い。高橋三郎にも共感してきた。 長くなったので、わたしの神学的な思想の一番土台だけを略述した。このことを土台にして、わたしの政治的・社会的発言を書いてきている。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
by kokakusouhachi
| 2014-10-04 10:29
| 随筆
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