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ヘレン・ミアーズの著作を読んでいると、林房雄の『大東亜戦争肯定論』を思い出してしまうので、本棚から探してきて、昨夜、いくらか読み直してみた。第5章に「武装せる天皇制」というところがあるので、そこをまず読んだ。この題に驚いたのだが、読んでいる内にわたしに認識に欠けているものがあったのに気づかされた。意外なことに、林房雄はトインビーを読んでおり、その「挑戦と応戦」の理論を「大東亜戦争」に適用しているところがある。
ミアーズの著作は、どうも「天皇制」の問題には触れていないようである。ミアーズは、あの著作の読者をまず第一にアメリカ人に想定していた。だから、日本人に甘いところもありそうである。ミアーズは、アメリカ人の一人としてまずアメリカ人のあやまちをただそうとしている。戦争中、アメリカ人は日本人をあまりに誇張して軍国主義的にとらえていた、と。アメリカ人はあまりに日本人を拡張主義的にとらえていた、と。それは、アメリカが拡張主義だったからである、という。日本はアメリカなどの手本に従っただけだという。そして、日本を批判しているアメリカは、同じことを、日本に先んじて行なっていた、と。ミアーズは、日本の問題もアメリカの問題も指摘する。彼女が願っているのは、アメリカが自らの過ちを自覚することである。彼女は、日本が正しいと言ってはいないが、弁護できるところもあると言っているのである。 林房雄の議論は、ミアーズの議論と重なるところがあるが、日本人なので、おのずから力点が違う。 林房雄の議論は、興味深いものである。しかし、彼の考えからは「戦争責任」という発想は出てこないだろう。いろいろ考え始めたことがある。これから少しずつ書いていこう。これは、自民党の改憲草案について考えているうちにここまで来たのである。 人気ブログランキングへ
by kokakusouhachi
| 2013-09-12 10:21
| 随筆
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