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このところ、視界が急速に広がっている。
聖書の世界は、古代オリエント世界を背景にしていること。 古代オリエント世界は多神教的な世界であるが、科学の萌芽もあること。 哲学は、ギリシャ・ヨーロッパ世界に特有なものであること。 パスカルの時代には、ヨーロッパではまだ、空気・火・水・土が、世界の四代元素とみられていたらしいこと。コペルニクスは、1473年生まれの人であったこと。近代科学は、ここ500年ほどの歴史しか持っていないこと。しかし、科学の萌芽は、古代オリエント世界まで遡ること。 最近の出来事としては、ソビエト連邦の崩壊が、やはり決定的であったこと。その後の新自由主義の出現。しかし、アメリカはトランプ大統領を出すまで、落ちたということ。 わたしは、ソビエトが崩壊した時、米ソの全面核戦争の恐れがなくなったことを喜んだが、このソビエトの崩壊により、共産主義による資本主義の批判が省みられなくなるという問題が生じたこと。私は共産主義者ではないが、資本主義には非常に問題があると思っている。共産主義にも非人間性があるが、資本主義にもそれにまさるとも劣らない非人間性があると思っている。 イスラーム世界は、資本主義世界・新自由主義世界に怒っている面があるように思われる。 全世界的に、精神の抑圧・精神の抹殺が行われつつあるように思われる。文明社会に野蛮が噴出し始めているのである。科学・技術は決して、人間の精神を向上させはしなかった。今や、人類全体に存続の危機さえ生み出しているのである。 安倍政権は、その中で、日本的野蛮の復活現象であろう。 人気ブログランキング にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2017-05-31 09:21
| 随筆
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