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今日の「日刊ゲンダイ」の2面に、タイトルの題で記事が書かれている。少し長いが引用ささせていただく。
まったく信じられない話だ。微増ではあるが、安倍内閣の支持率がアップしているのだ。時事通信社の調査では、支持率は前月比2.1ポイント増の48.7%。不支持率は1.7ポイント減の31.9%だった。 多くの国民は、国会でどんな審議が行われているのか分かっていないのではないか。大新聞テレビは伝えようとしないが、国会では安倍政権のヒドさ、デタラメが次々に暴露されている。 アベノミクスの失敗も証明された。政府は生活保護費のカットを決め、その理由を「生活保護を利用していない低所得世帯の生活水準が下がったからだ」と釈明している。そのことについて共産党の志位委員長はこう問いただしている。 「総理は『安倍政権になって貧困は改善』と宣伝してきたが、『低所得世帯の生活水準が下がった』のなら、貧困は改善は嘘で、アベノミクスは失敗と自ら認めたことになりませんか」 痛いところを突かれた安倍首相はグウの音も出なかった。しかし、このやりとりを知る国民は皆無に近いのではないか。 大手メディアは、ほとんど取り上げなかったからだ。 もし、国民が国会審議の中身をすべて把握したら怒り狂うに違いないる安倍政権の対応はヒドすぎるからだ。なかでも「森友疑惑」に対する答弁は、醜悪もいいところだ。 もはや、佐川宣寿国税庁長官が国会で虚偽答弁をしたことは明らかだ。 森友学園との面会記録は「すべて廃棄した」と言い募り、賃料についても「先方に資料を示すことはない」と明言していたが、財務省の内部資料に「学校法人を訪問し、賃貸料の概算額を伝える」とハッキリ明記されていることがわかった。 ところが、麻生財務相は、屁理屈をこね回して絶対に虚偽答弁を認めない。野党をバカにするようにニタニタと笑いながら質問を聞き、答弁席に立つと「あくまで省内での法律相談てあって面会記録ではない」「具体的な金額は提示していない」と、佐川答弁は問題ないと強弁しているのだから、信じられない。 野党の鋭い質問は報じられない。 かと思うと豪華な外相専用機を要求している河野太郎外相は、国会審議中にグーグーと爆睡する始末である。完全に国会を軽視している。 とにかく、この国会は異常だ。野党の質問時間は大きく削られ、質問時間は大きく削られ、質問時間が増えた与党議員はヨイショ質問をつづけている。しかも、野党が安倍政権の急所を突く質問をしても、大マスコミは報じようとしない。 驚いたのは、立憲民主党の枝野代表が「安保法制」について、衝撃的な事実を明らかにしたのに、ほとんど伝えられなかったことだ。 昨年11月、政府が「存立危機事態」について裁判所に提出した書面を持ち出して、こう追及している。 「いまにも北朝鮮からミサイルが飛んでくる危機があおられているド真ん中で、政府が裁判所に提出した書面には『現時点で存立危機事態は発生しておらず、国際情勢にかんがみても、将来的に発生することを具体的に想定し得る状況にない』と書かれている。 なんと、国民の反対を押し切って「安保法案」を成立させておきながら、安倍政権は「存立危機事態」は将来も発生しないと裁判資料で明言しているのだ。あれだけ危機をあおっておきながら、二枚舌もいいところだ。 ところが、大新聞テレビは、のビッグニュースを伝えようともしない。法大名誉教授はーの五十嵐仁氏(政治学)が言う。 「本来、この国会は、もつともっと注目されていいはすです。なにしろ、森友疑惑はクライマックスに差し掛かっている。 サスペンスドラマだったら、犯人が崖の上に追い詰められた状態です。誰が考えても、佐川長官の虚偽答弁は明らかですからね。佐川長官の虚偽答弁が証明されたなら、いよいよ昭恵夫人にターゲットが移る。ところが、国会に対する国民の関心が予想以上に低い。理由は、大手メディアが詳細に伝えないからですよ」 「働き方改革」に関して、安倍首相が偽データに基づいて答弁した問題も、「撤回します」の一言で許されそうなムードだ。 人気ブログランキング にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2018-02-18 00:39
| 随筆
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