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選挙で政権が倒れるとは限らない。
選挙で、安倍政権が倒れなかったのは「神の御心」によるのだろう。それは決して、神が安倍政権を喜んでおられないとしても、すぐ、神が安倍政権を倒されないということはある。 旧約聖書に、アハブ王という王が、明らかに御心に逆らうようなことをしていたが、預言者エリヤは、苦境に陥っていたし、カルメル山上でのバアルの預言者たちとの戦いにおいて勝利をおさめた後も、イザベルは気落ちせず、エリヤを迫害し続けて、エリヤも絶望的になったことがあった。しかし、結局、アハブ王にもイザベルにも裁きが行われたのだった。 私は、別に、安倍首相がアハブ王やイザベルのような悲惨な結果を味わうようなことは望んでいない。ただ、彼が首相をやめるようになることを望んでいるだけである。 もう一つ、私はジャン・カルヴァンの『キリスト教綱要』の最後のところを思い起こしている。悪い為政者が国民に与えられるのは、その国民に対する「裁き」であるので、忍耐しなければならない、というようなことをカルヴァンは書いていたと思う。また、一度、読み直してみたい。 そうしたことを思いつつも、わたしは、安倍政権が倒れることを祈り続けるつもりである。というのは、間違っているかもしれないが、安倍政権が続けば続くほど、多くの人たちの人権が犯され、生命も危険にさらされると確信しているからである。 人気ブログランキング にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2017-11-02 23:30
| 随筆
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