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クリストフ・ブルームハルトは、社会民主党の議員になり、牧師の資格を剥奪されたが、それでも前進した。彼は、キリストを裏切ったのではない。当時、権力と深く結びついてしまっていたキリスト教会に愛想をつかしていたのである。
カール・バルトは、改革派の牧師だったが、第二次世界大戦が始まりそうになった時、社会民主党に入って、ヒトラーに反対していることを明らかにした。バルトはナチスの「公的第一号」とされたのである。 ディートリヒ・ボンへッファーは、ガンジーのもとにその「非暴力的抵抗」の方法を学びに行こうとまでして、実際、ガンジーから来てもいいという返事までもらっていたが、ドイツに帰り、牧師研修所の所長になり、ヒトラーに抵抗する告白教会の牧師たちの研修のために力を尽くした。彼は、絶対平和主義者といってもいいような人だったが、ヒトラーに対する抵抗運動にかかわって、絞首刑にされた。もうすぐ、ドイツが敗戦する2、3か月前のことである。 このような人々の言動を知った人たちの中には、「ローマの信徒への手紙13章1節」を持ち出して、上に書いたような人たちのことについて「信仰的ではない」と非難するキリスト者たちがいる。それは正しいであろうか。私は、そうは思わない。何事でも、すべて、「お上」に従う、というのは、「信仰」でも何でもない。それは、昔ながらの「長い物には巻かれろ」という根性、あるいは「上に立つものには絶対的に従うべきである」という儒教的なものであろう。しかし、儒教の祖である孔子は決して「長いものには巻かれろ」と教えたわけではない。 ドイツでは、ヒトラーに抵抗した教会、キリスト者たちがいた。しかし、日本の教会では、抵抗した人はほとんどいない。牢獄に入れられた人たちはいるが。ただ、無教会の人たちの中に戦争反対の声をあげた人たちは少数だがいる。 なぜ、日本のキリスト教会が声を上げられなかったのか。その最大の原因は、大日本帝国憲法と天皇制の存在がある。日本の教会は天皇崇拝のために骨抜きにされてしまっていたのである。 今もまた、そのような時が近づいている。 にほんブログ村 人気ブログランキング
by kokakusouhachi
| 2017-10-13 09:10
| 随筆
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