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日高六郎訳で、東京創元社から出されたものであるが、妻が持っていたものである。この有名な著作のことはあちこちで目にしていたものの読む気にはなれずにいた。ドストエフスキーに教えてもらったこと以上のことを教えてもらえるとは思えなかったからである。しかし、いつもどこか心の片隅にこの著作の事はあった。
ベルグソンの『物質と記憶』の梗概をつかんだところで、この著作のことが思い起こされたのである。それで手にとってみた。すると、この著作が1941年に書かれたものであり、この著作が書かれたのは、ヒトラーの台頭のせいであることがはっきりした。そして、俄然、私は関心を持った。目次を見ると、第六章に「ナチズムの心理」というところがあり、まずここから読むことにした。そして、ざっとひととおり読み、二度目は少し丁寧に読んだ。その中で、ヒトラーの『わが闘争』からの引用がかなりあって、やはり、この『わが闘争』をちゃんと読まなければならない、と思い、以前、手に入れていた角川文庫本上下巻を手元に持ってきた。 フロムの宗教改革に対する理解は、かなり的を外したものであるが、これは、フロムが正統的ユダヤ教徒の両親の間に生まれたせいがあろう。しかし、第六章の「ナチズムの心理」は非常に刺激的で、大事なことを教えられた。 最近、独裁的な指導者が世界的に増えているので、この著作はあらためて読み直されていいのではないか。ただし、宗教改革に対するフロムの見解には賛同できない。フロムはユダヤ教徒ではなかろうか。『自由からの逃走』の扉には、タルムードからの引用が掲げられている。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2016-11-26 11:51
| 随筆
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