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しんきちさんからコメントをいただいて返事をしなければならないと思っていましたが、実は、前からルターの言葉をこのブログで紹介したいと思っていました。ルターの言葉を紹介することで、コメントに対する応答としたいと思います。これは、カール・バルトの『教会教義学』の第二巻第一分冊の冒頭に「序にかえて」として、引用されています。この著が刊行されたのは1940年のことで、ヒトラーがポーランド侵攻した1939年の1年後のことであり、バルトは故国のスイスに帰っていましたが、教会の危機の時、ルターの言葉に聞くように、諸教会を励ますために引用したと思われます。
吉永正義訳です。 教会を保持することができるのはわれわれ自身ではない。われわれの祖先もそれができたわけではなく、われわれの子孫もまたそのことはできないであろう。ただ昔いまし、いまいまし、将来もいますであろう方、世の終わりまであなたがたとともにいるであろうと言われる方だけが教会を保持することができるのである。その方についてはヘブル人への手紙十三章で、イエス・キリストはきのうも今日も、いつまでも変わることがないと言われている。しかり、その方によって教会は保持されているのであり、実際ほかの何人もそのことをなしているわけではなく、そのことをなすことはできない。 何故ならばあなたもわたしも数千年前、この世に存在しなかった。しかも教会はわたしたちなしにも保持されていた。そのことは昔いまし、昨日いましたといわれる方によつてなされたのである。 またわれわれがこの世に生きているいまの時代に、われわれは自分の力で教会を保持しているのではない。何故ならば教会はわれわれによって支えられはしないからである。教皇、分派、悪しき人々の中で暴威をふるう悪魔を防ぎ守ることはわれわれにはできないからである。もしも教会とわたしたちをまことに保持して下さるあの別な方がいまさないならば、われわれの目の前で教会は滅んでしまうであろう。そしてわれわれ自身も(日毎にそのことを経験するように )教会とともに滅んでしまうであろう。われわれはそのことを(たとえ、あまり信じたくないとしても)、把握し、感じることができる。またわれわれはアナタ方トモニイマシ、イマイマスと言われている方に身を委ねなければならない。 そのようなわけで、またわれわれが死んだ後、教会が保持されるために、われわれとして何もできないであろう。しかし、来タリ給ウデアロウ、イツマデモイルデアロウと言われている方がそのことをなし給うであろう。われわれがこの点でわれわれ自身についていま語っていることをわれわれの先祖たちも(詩篇と聖書が証ししているように)自分自身について語らなければならなかった。われわれの子孫たちもまたそのことを経験するであろう。すなわち、彼らがわれわれおよび全教会とともに、詩篇124篇の言葉、主がもしわれらの方におられなかったならば、人々がわれらに逆らって立ち上がったとき、そして詩編60篇の言葉、われらに助けを与えて、あだに向かわせて下さい、人の助けはむなしいのです、を歌う時、そのことを経験するであろう。 ……わたしたちの愛する神とその尊い血をもって贖い給うたわたしたちの魂の監督者なるキリストよ。どうか、ご自身の小さい群れを、その聖なるみ言葉によって保って下さい。どうか小さい群れが増し加わり、恵み、認識、主を信じる信仰において成長するようにして下さい。どうかサタンと悪しき世から押し迫るあらゆる奸計と攻撃に対して彼らが固く立ち続けることができるように慰めと力づけを与えて下さい。また彼らの心からの嘆息、切なる思いで待つ待望、主の栄光ある、祝福に満ちた来臨と出現の喜ばしい日を慕い求める願いに耳を傾けて下さい。どうか卑怯者、恐るべきまむしの致命的な毒牙がうち砕かれますように。最後に忍耐をもって待ち望んでいる、神の子たちの栄光ある自由と祝福された姿の啓示の時が来ますように。われらの生命なるキリストの出現を待ちこがれるすべての者の心からなる願いにそえて。アーメン、アーメン。ルター(W.A.54,470および474f.) カール・バルト『教会教義学』「神の言葉2/1」 吉永正義訳、1975年新教出版社刊。1~2頁。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2016-09-17 10:49
| 随筆
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