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こういう言い方がされることがある。「あなたは教会派か」とか「あなたは社会派か」と。
私は、これは悪い言い方だと思っている。たとえ、キリスト者であっても、選挙には行くであろうし、税金は払っているだろう。つまり、社会的な生活をしているのである。 また、教会は、社会の中にある。 だから、「キリスト者の社会的責任」というものがあり、「教会の社会的責任」というものは、欲しようと欲しまいと、厳然としてあるのである。社会的に無責任になってはならない。そういうことを私は心がけている。 わたしが熊野義孝神学を取り上げ始めているのは、熊野義孝が、「教会のみ」のような態度をとったように思われるからである。熊野義孝の存在があったからこそ、「教会派」「社会派」という呼び方が出て来たのではなかろうか。むしろ、教会を社会から離して考える人たちが「社会派」という言葉を考え出し、それから「教会派と社会派」という言い方が出て来たのではないか。 私は、「教会派」「社会派」という分類の仕方を拒絶する。そのような言い方に、なにかしら無責任なものを感じるのである。わたしは教会派でも社会派でもない。 そして、教会には社会的責任があり、キリスト者にも社会的責任がある、という言い方に留まりたい。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2016-09-08 12:45
| 随筆
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