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これが、日本会議事務総長椛島有三氏が、扶桑社に『日本会議の研究』の出版差し止めを申し入れた理由だそうである。著者の萱野完氏は、そういうことは全く書いていない、と反論している。
私は、一読後、安東巌氏の策士ぶりを書いているところが、気に入らなかったのか、と考えていた。 ところが、そうではない、ということになる。「皇室崇敬や教科書是正運動に取り組む人々への冒涜」になるという。これを扶桑社が聞いた時、扶桑社が、「そうかもしれない」と思い、出版差し止めをするかと思って、日本会議の人たちは、申し入れ書を出したのだろう。理由は、扶桑社にとって、痛いところをつくために考えられた、と考えられないこともない。本当の理由は隠して、とにかく脅して、扶桑社が、この著作を出版しなければそれでいいと考えたのではないか。 というのが、わたしは、日本会議椛島氏の申し入れ書の内容を知らずに、この著作を一読して、一番思ったことは、安東巌氏について書いてある所が、日本会議に都合の悪いところで、この本が多くの人に読まれるのを避けたいと願ったのではないか、ということだった。ところが、椛島氏の申し入れ書は安東氏のことには触れずに、タイトルのような理由をあげている。私は、しばらく、この申し入れ書の言葉を額面通りに取っていたが、どうも、これは、カモフラージュではないか、と思い始めたのである。本当の理由は、安東氏の存在を知られることで、の著作が出ることをなんとか阻止したいということではなかったか。 この著作が世に出ることを防ぐためには、何を扶桑社に言えばいいか、椛島氏たちは、いろいろ考えて、こういう理由にしたのではないか。 私も、この『日本会議の研究』を出したのが扶桑社だと知って、「えっ、どうして」と思ったものである。私の乏しい知識によれば、扶桑社は、かなり右寄りの教科書を出していることで有名だったのである。 今度、扶桑社が例の育鵬社の親会社であることを知り、また『皇室』という雑誌も出しているらしいことを知り、やはり、右寄りの出版物を出しているのだ、と確認した。だから、そういう扶桑社なら、「皇室崇敬や教科書是正運動に取り組む人々への冒涜」になるぞ、というのが最も説得力ある言葉だと、椛島氏たちが考えたことが推測される。しかし、扶桑社は、なかなか一筋縄ではいかない出版社のようである。 たぶん、扶桑社は、日本会議の申し入れをばらすことによって、この著作を一気に世に知らしめたのだろう。私も、そんなことと知らずに、それをお手伝いしたことになったというべきか。 かくして、『日本会議の研究』は、アマゾンの売り上げNo.1 にまでなったようである。扶桑社は儲けた。 しかし、私は、この著作が一人でも多くの人に読まれることを望んでいる。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2016-06-01 11:35
| 随筆
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