最新の記事
以前の記事
カテゴリ
記事ランキング
ブログジャンル
最新のコメント
フォロー中のブログ
風のたよりー佐藤かずよし 日本がアブナイ! 広島瀬戸内新聞ニュース(... そうはちのコラム そうはちのコラム2 御言葉をください 命最優先 大山弘一のブログ 放射能に向き合う日々 世に倦む日日 社会の動向・住まいの設計 最新のトラックバック
検索
タグ
キリスト・イエス(3643)
教会(3000) 安倍晋三(2024) 森友学園(1566) 加計学園(1390) 共謀罪(159) 日本基督教団(137) 佐藤優(64) 天皇制(42) 辞書(36) ブログパーツ
外部リンク
ファン
メモ帳
ライフログ
その他のジャンル
画像一覧
|
3月23日の「日刊ゲンダイ」2面より。
安倍首相は倒産件数が24年ぶりに1万件を割ったことも自慢しているが、従業員5人未満の零細企業の倒産は過去20年間で最悪になっている。 これがアベノミクスの現実で、要するに金持ち優遇、大企業優先、弱者切り捨てそのものだ。これでは個人消費も増えないし、景気も上向かないが、安倍は平気だ。GDPは金持ちや大企業が引っ張っていけばいい。そんな魂胆だからである。 それを物の見事に表しているのが、昨今問題になっている3世代同居減税だ。 安倍の肝いりで国交省のさいゆうせん事項になった減税で、風呂、トイレ、台所、玄関のうち2種類以上の設備を複数にするリフォームには費用の10%(最大25万円)が所得税から戻るというもの。どでかい2世帯住宅減税だ。若い女性は親との同居なんて望んじゃいないし、そもそも誰がこんな豪邸を建てられるのか。 笑っちゃうようなデタラメ減税なのだが、安倍は「社会保障をはじめ、あらゆる社会システムの中、その負担を軽減する制度改革を議論すべきだ。3世代の近居や同居を促しながら、現代版家族の絆の再生を進めていきたい」と2年前に語っていた。この発言からは、家父長させて、家にいる女性が子供を育てるべきだという安倍流「美しい国」が透けて見える。安倍の頭の中に歯、子供を保育園に預ける発想そのものがないのだろう。貧乏人や弱者は「美しい国」の足を引っ張る「コスト」という感覚なのではないか。 このトンチンカンや無知、冷血ぶりは犯罪的て言ってもいいくらいなのだが、折も折、同志社大学の浜矩子さんが毎日新聞のコラム、「危機の真相」(3月19日)でこんなことを書いていた。日本は「地下経済化している」というのである。 <人々は自己防衛のために地下に逃げ込まざるを得なくなるかもしれない。善良な人々による地下経済の誕生だ。現に今の日本でその兆候が表れている。日銀によるマイナス金利政策が発表されるや、人々は金庫の購入に走った> <カネは、天下の回りものでなくてはいけない。ところが、人々が不安にかられると、カネの回り具合は悪くなる。(中略) そこにマイナス金利時代到来のニュースが追い打ちをかけた。もはやこれまでと、人々は地下に潜ることを考え始めている> 金庫が売れる。金も人気だ。こうした人々の言動は戦中戦後の預金封鎖を連想させる。その背景で共通しているのは、政府の経済政策や貨幣への拭い難い不信感だ。それが人々を地下経済へ、闇市へと走らせるのか。 「まさしく、その通りだと思います。このままではどんな目に遭わされるか分からない。マトモな人であれば、みんなそう思っていると思います。それは国が財政破綻する、円の信用が毀損する。そういう話だけではなく、❝保育園落ちた、日本死ね❞という怒りに象徴されるように、この政権に対する不信です。人を人とも思わない。関心がない。ただ、強い国家をめざす。一握りが引っ張る強い経済を目指す。それに役立つものだけを引き立て、そうでない人やモノは切り捨てる。そういう政権の正体が見えてしまった。だから、何をされるか分からないと皆が身構え、地下に潜ろうとしているのです」(浜矩子氏) 浜氏のコラムは<真面目で普通な市民たちが地下経済づくりに追い込まれる。こんな不条理が起っていいのか>と締めくられていたが、その不条理がまさしく今、起っている。この政権を続けさせ、夏の参院選で勝たせたら、それこそ日本の庶民はオシマイだ。 浜矩子氏のコラムの文章は納得のいくものではなかろうか。 人気ブログランキングへ にほんブログ村
by kokakusouhachi
| 2016-03-26 23:49
| 随筆
|
Trackback
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||