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かつて「福音と世界」の編集長で、長年、新教出版社の社長だった森岡巌さんから電話。この「福音と世界」の9月号に、わたしは「教会闘争ということ」と題して、日本基督教団の今を論じたのだが、わたしは、森岡さんに一度、感謝の言葉を述べておきたかったので手紙を書いたのである。それに対する返事だった。
わたしが洗礼を受けるきっかけになったのは、キェルケゴールの「イエスの招き」を井上良雄訳で読んだことがあるが、結局、井上先生に御礼を言う機会はなかった。新教出版社に勤めていたとき、井上先生と階段で、通りすがったことはあったが、結局、声をかけることもなく、御礼も言う機会がなかった。 森岡さんには、御礼を言っておきたかったのである。森岡さんは、一度の面接で、わたしの入社を決めてくださったのである。あの頃、新教出版社は、神学生を雇ってくれて、神学生をサポートしてくれていたのである。
by kokakusouhachi
| 2011-09-10 18:40
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